突然ですが、モンテッソーリ教育をご存知ですか?
天才棋士の藤井聡太さんや実業家のビル・ゲイツ氏など著名人が幼少期に受けていたということで話題になり、モンテッソーリ園に通わせたり、自宅保育で取り入れたり、何らかの形で実践している人が多い教育法です。
私は「モンテソーリ教育をしています!」と胸を張って言えるほどではないですが、本を何冊か読んでおうちで可能な範囲で取り入れています。
そんなモンテッソーリ教育では、自ら行動する環境を整備するために1歳半頃までに適切な高さの机と椅子を用意すると良いとされているのですが、”適切な高さ”というのが曖昧でふさわしい商品を探すのが困難でした。
一般的に幼児にはちゃぶ台+豆椅子のような簡易的なものを用意することが多く、1歳4ヶ月だとサイズが合わないものが多いんです。
いろんな商品を比較検討した結果、口コミが多い人気商品のyamatoya『nosta3』キッズデスク&チェアを購入しました。どうしてこれを選んだのかや実際に使ってみた感想をまとめました。
私が読んだモンテッソーリ関係の書籍↓
『モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』藤崎 達宏(著)
『モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て』モンテッソーリ教師あきえ(著)
『モンテッソーリ子育て ~はじまりはお家から~』藤原 愉美 (監修)
Contents
幼児向けデスク&チェアの適切な高さの考え方
nosta3のレビューをする前に、最も重要な自分の子どもにとって適切な高さを知る方法についてお伝えします。適切な高さは身長によって変わるので、年齢で判断することはできません。
とある大手家具メーカーの統計によると、
身長120cmまでの子供椅子は、身長の約25%程度の座面高を目安とし、机は約44%を基準にする
と決められているそうで、年齢別の平均身長で計算してみると以下のようになります。
(厚生労働省 身長・体重の平均値,性・年次×年齢別のデータを参照して作成したものを簡易化。)
娘は1歳4ヶ月身長77cmなので、この表によると机は約34cm椅子は約19cmが適切だと分かります。
ちなみに今回購入するデスク&チェアは小学校入学(6才ごろ)まで使いたいので、両方高さ調節できるというのも必須条件です。
娘が小柄なせいか、実際にはピッタリ合うものが見つからなかったので、なるべく条件に合うデスク&チェアをいろいろ比較して、私は『ノスタ3』に決定しました。
娘のファーストデスクに『nosta3』を購入した理由(メリット)
『ノスタ3』商品スペック | |
価格 | ¥15950(2023年5月1日時点) |
デスク天板の高さ | 38cm・41cm・44cm |
チェア座面の高さ | 18.5cm・21.5cm・24.5cm |
材質 | ラバーウッド材、ウレタン樹脂塗装 |
対象年齢 | 1歳6ヶ月~6歳頃 |
✓デスク、チェア両方3段階調節可能◎ | |
✓チェアはカラフル5色展開(ナチュラル・グリーン・ピンク・ブルー・イエロー) | |
✓2022年に『ノスタリトルデスク&リトルチェア』からリニューアル! |
デスクチェア両方3段階調節できる
デスク天板が38cm・41cm・44cm、チェア座面が18.5cm・21.5cm・24.5cmの3段階調節可能で、個人差があるものの1歳6ヶ月~6歳まで対象とのこと。
片方しかサイズ調節ができなかったり、調節はできるけどサイズが大きすぎたりする中で、両方この間隔で3段階調節できるのは貴重でした。
その中でも、いちばん低くするとデスク天板38cmチェア座面18.5cmになるものは『ノスタ3』と、同じメーカーさんから出ている『ブォーノ3』だけでした。
シンプルで無駄のないデザイン
サイズが合いそうなデスク&チェアは他にも1つあったのですが、シンプルで無駄のないデザインに惹かれて『ノスタ3』を選びました。
キッズデスクはカラフルなものやフックが付いているものが多い中で、ナチュラルな木のままで何も装飾がないのが魅力的です。
『ノスタ3』と同じメーカーの『ブォーノ3』はサイズも価格もほとんど同じで、デザインが違います。
『nosta3』の残念だったところ(デメリット)
ノスタ3を購入したことは後悔していないしむしろとても気に入っているのですが、残念だったところもいくつかあります。
木目を選ぶことができない
画像を見てもらうと分かると思いますが、商品ページで見てイメージしていたよりも濃い色の部分が多く、少し暗く感じました。
木製キッズデスクの中では安い方だし許容範囲ではありますが、実物を見て選べたら良いのになぁと思います。
材質的にキズがつきやすい
ノスタ3に使われている『ラバーウッド材』という木材は、低コストで肌さわりが良く反りや割れが少ない反面、表面が柔らかくキズがつきやすいという特徴があります。
厳密にいうとウレタン樹脂塗装がしてあるので木材むき出しではないんですが、キズつきやすいことに変わりなさそうです。
その証拠に、娘が箱に入った積み木を机の上にばらまいただけでこうなりました↓
子どもが使うものなので傷がつくのは仕方がないとはいえ、小学校入学まで(あと5年くらい)はできるだけきれいな状態を保ちたいというのが正直なところ。
透明のデスクマットを敷いて対策しました。
木のぬくもりは損なわれますが今後おえかきなどはじめることを考えると必要かなと思うので、しばらくこのまま使おうと思います。
私は60×40cmの透明デスクマットを購入して『ノスタ3』の天板サイズ(58cm×38cm)に合わせてカッターでカットしました。
安く済むと思うので確認してみるのもありかもです!
1歳4ヶ月の小柄な娘には少し大きかった
1歳4ヶ月の娘が身長77cmと小柄なこともあり、いちばん低い18.5cmにしても足がきちんと付かないので、モンテッソーリ教育でいう”適切な高さ”ではありません。
自分で座ったり降りたりできるし短時間なら普通に座れますが、猫背気味なのとバランスが取りづらそうなのが気になります。
小柄な子でもOK!足置き台を自作して足がつかない問題を解決
成長してサイズが合うのを待とうかなぁと考えたりもしましたが、
- 椅子に座りづらいと机に向かうことへのイメージが悪くなりそう
- 悪い姿勢が癖になってしまうと困る
- そろそろおえかきを始めたいので椅子に座る機会が増える
ということで、100均の材料を使って足置き台を自作してみました。
ご覧の通り膝が90度に曲がり足の裏全体が床に付いている理想的な姿勢になりました。
グラグラせず座りやすくなったお陰か、1歳4ヶ月の娘が自分で絵本を机に持ってきてペラペラめくる姿が見られるように!
今後は自分で絵本を読めるようになったり、たくさんおえかきしたり、自然に机に向かう習慣がついたらいいなと期待しています。
私なりの作り方を別の記事で紹介しているので良ければ参考にしてみてください。
1歳でちゃんとした机と椅子を買うなら『nosta3』がおすすめ
妊娠中からモンテッソーリ教育に関する本を読んでいたので、なるべく早く娘の机と椅子を準備しようと思っていたのに探し始めてから購入するまでにかなり時間がかかりました。
- 1歳すぎや小柄な子で”適切な高さ”の机と椅子を探している
- サイズ調節して長く使いたい
- ナチュラルやシンプルなものがいい
こんな方にはピッタリの商品なので、ぜひチェックしてみてください!